「ブランディング」という言葉。なんで胡散臭く聞こえるんですかね?
いきなりですが、質問です。
「ブランディング」という言葉が「胡散臭い」と思っている人、手を挙げてみてください。あー。たくさんいますね。
僕は弁理士で、ネーミングやブランディングを仕事にしている人間です。そんな僕が言うのもなんですが...。確かに、胡散臭い(笑)
皆さんがそう思ったとしても仕方ないです。
僕がセミナーでよく出す「たとえ」があります。
昔、インスタとかで見かけたんですが、素性のよくわからない水着姿のおねえさんが、ビーチサイドのパラソルの下で、おしゃれなカクテルを片手に、「今、ドバイの5つ星ホテルに来てまーす❤」とやっているやつ。いかにも、わたし、インスタで稼いでセレブになりました、と言わんばかりの。
エセセレブ。話を盛る。虚構の姿を見せる。
あぁいうのを、「セルフブランディング」とか言われたら、そりゃぁ、「ブランディング」なんて、胡散臭さの極みですよ。
ただ、はっきり言っておきましょう。
ああいうのは、真の「ブランディング」ではありません。
エセセルフブランディングが「ブランディング」を歪めた
本来、正当な事業活動だったはずの「ブランディング」が何故、胡散臭いと思われるようになったのか?
それは、このおねえさんのような「盛る人たち」が、誤った「ブランディング」を広めてしまったからです。
本当のブランディングは、もっと地味で、泥臭い活動です。
背伸びして自分を大きく見せることでも、おしゃれな世界観を演出することでもない。
自分の商品やサービスがなぜ良いのか?その価値を、等身大に、そして顧客の視点から、できるだけ解像度高く、言語化すること。
これがブランディングでやるべきことです。ドバイのホテルとか、どうでもいいの!(笑)
「うちの商品は●●だけを突き詰めている」、「他の会社のとはこだわっているところが違う」、「こういう人の、こういう悩みを解決できる」。
それを、自分目線の自慢ではなく、お客さんの言葉で、精緻に伝えていく。すごく地道な作業。でも、これが信用を積み上げていくんです。
弁理士だから言える「ブランディング」の話
「ブランド」というのは、目には見えない、実体はないけれども企業の財産です。店舗や工場、キャッシュと同じ価値を持ったもの。経営資産。
そして、会社名や商品名、ロゴマーク。これらは商標登録すれば、財産権として「見える化」される。売り買いもできるし、貸すことだってできる。上手く育てれば、ブランドは大きく育つ。
エセインフルエンサーのいう「セルフブランディング」とは違って、手堅い財産なんですよ。
その一方で、取扱いをわかっていないと、ブランド資産が育たないばかりか、なんの気なしに使った言葉が、ある日突然、「商標権侵害だ!」と警告されることもある。
真の持ち主は自分のはずなのに、権利侵害だと言われる。それまで苦労して積み上げてきた信頼の証を一気に失う。
これは脅かしているわけではなく、日常茶飯に起こっていることなんです。
正しい理解をすれば、「ブランディング」は怖くない
ただ、安心してください。
「ブランディング」は怖いものでも、小難しいものでもありません。
最低限の知識をつけて、正しいやり方をすれば全く問題はありません。わからなかったら、僕ら弁理士に聞けばいい。
一度立ち止まって、自分のブランドを経営資産として棚卸しをしてみるといいですよ。
仕事上、使っている名前にどんなものがあるか(会社名、商品名、ブランド名、肩書き...)
商標登録しておいた方がいいものはないか
自分が使っている名前が他の人の商標権とバッティングしていないか
リスクを回避し、自分のブランドを活用して財産化していく。
これは、ただの経営の話です。胡散臭いものでも何でもありません。
このニュースレターでは、中小企業の経営者が「ネーミングやブランディングなんてうちには関係ない」と思ってしまう”誤解”を、一つずつ解いていこうと思っています。
次回は、「ネーミングなんて、B2Cの会社がやるものでしょ?」という誤解について話そうと思っています。
実はB2Bビジネスこそ、名前で大きく差がつくんです。
繰り返し言いますが、胡散臭い話じゃありませんから(笑)
地に足のついた経営に資する話をしていきます。
よかったらお付き合いください。
「ネームチェンジャー®の視点」は、中小企業様や個人事業主様のビジネスを跳ねさせる商標登録や商品名のネーミング、企業のブランディングの話をお届けしています。
見逃したくない方は👇️👇️👇️






ブランディングの語源は牛に焼印して区別するためと聞いた記憶があります。
ブランディング自体には価値はないのかもしれませんね😌
プロの視点、学びになります。ブランディングって一部界隈では盛ることだと誤解されがですけど、本当は価値を等身大に言語化して信用を積むことなんですよね。地味だけど、そこが大事ですね☺️